青年海外協力隊をめざす
青年海外協力隊を目標にしていたのは、ずっと昔から。
もう思い出せないくらい。
でも大きな衝撃になったのは、間違いなく世界一周で訪れたフィリピン。
マニラ北部のスモーキーマウンテン。
スモーキー・マウンテン(英語: Smokey Mountain)とは、フィリピンマニラ市北方に位置するスラム街のことである。名称の由来は、自然発火したごみの山から燻る煙が昇るさまから名付けられた。
かつては海岸線に面した一漁村であったが、1954年に焼却されないゴミの投棄場になった。それ以来からマニラ市内(マニラ首都圏)で出たごみが大量に運び込まれ、ゴミの中から廃品回収を行い僅かな日銭を稼ぐ貧民(スカベンジャー)が住み着き、急速にスラム化した。
一人の大人が一日で稼げるお金はおよそ2ドル。貧困が大きな問題となっている場所。
悪臭も漂い、子供たちの健康被害もすごく心配なところ。
家がなく、お金のかからない川の上に住む人もいれば、大きな配管に住んで雨風をしのぐ人もいた。
おめかしした男の子もたくさんいて、それは自分の意志なのか、お金を稼ぐためなのかわからなかった。
日本との大きな違いに言葉を失い、子供たちの純粋な心と笑顔に心はもやもや。
世界一周をしていたのが2011年の1月~3月で、フィリピンを訪れていたのがちょうど東日本大震災の後だった。
現地のNGO団体の活動を見学したり、実際スラム街に行ったり、子供たちと一緒に遊んだりしていたんだけど
急に現地の子供たちが集まって、募金活動をしだしてくれて。
いろんな気持ちがあふれて大号泣してしまった。
なんでこんなに親切にしてくれるのか聞いたら、
前にフィリピンで災害があったとき、日本人の団体に助けられたことがある。とのこと。
この恩返し、一生をかけてしていきたい。
そのときに心に決めました。
あの頃がハタチ。
そしてアラサーになってようやく国際医療協力の一歩が踏み出せそうです。